2010年05月20日

高校生が現役で合格する方法


高校生から、よくいただく質問をひとつご紹介いたします。

ご相談(Hさん)国公立・私立併願

偏差値40台の新高2ですが、これから頑張って医学部合格可能性はあるでしょうか。塾に行っていません。


◇◇◇

さて、このご相談に対する返信は、どういったものになるのでしょうか?

私の元にはこういったメールが数多く届き、その何人もの方々は、医学部に進学していきました。

では、どういった軌跡を経て、合格していったのでしょう?


高校生は、これからお話しすることを参考に、ご自分に当てはめてお考えになってください。当然、人には個性がありますから、ここを元に各自、当てはめが必要になりますので、ご注意くださいね(ご不明な場合、お手数ながら、私にメールをくだされば、一緒に考えます)。


まず、第1ステップ

高校の勉強を頑張りましょう。特に、国公立志望者は、全体のバランスが必要です。なので、受験に関係なくても、全科目なんとかしてください。ちなみに、医学部の専門は、ほとんどの科目が必須です。そのため、バランスよく勉強する力は、入学後もお役に立つでしょう。

で、重要視するのは、「学年の順位」。もし、高校から毎年、国公立医学部に5人、東大京大理系に5人、現役で合格しているとします。その場合、学年10位以内を目標に置き、勉強するのです。

内申が高ければ、推薦やAOも選択肢に増え、受験のチャンスが増えるメリットもあります。

学校の勉強ならば、担当の先生、成績のいい同級生の力を借りれば、なんとかなると思います。


第2ステップ

なんとか、学年順位が食い込んだとします。次にするのは、全国模試を受け、全国での位置を確認。高校では進研を受けているところも多いのですが、高校3年生になりましたら、高卒生も受ける「全国統一記述模試」(河合塾)のような標準的な問題で構成される母集団の大きい模試を受けることをお勧めします。

おどかすわけではないのですが、現役生の最大のライバルは、卒生です。なにせ理数系が終わっている方々なので、十分心してください。

ここで、自分の力がどうなのか、見てみます。あるいは、今の高2生なら、センターの過去問、英語と数学1A・2Bをやってみて、何割くらい取れているのか、でもいいでしょう。

ここで、高校と受験とのギャップを見るのです。


第3ステップ

標準的な全国模試で、偏差値70を超えてきたら、志望する大学の問題の難易度によっては、難易度の高い「駿台全国模試」などを受けていきます。

重要なのは、国公立、私立を問わず、医学部は、偏差値的に難しい。じゃあ、難問が解けないとダメなのでは?としないこと(特に、数学)。多くの国公立二次試験は、他の理系学部と共通問題です。その点数が満遍なく取れる意味で、難しいと思ってください。


◇◇◇

ここで、もう一度、まとめます。

ステップ1の段階の方は、まず高校のほうをなんとかしてください。そのためには、高校の先生や同級生を頼って、自分の能力を出し惜しみしないでください。

受験勉強うんぬんは、ステップ2からです。

これで、これからやることは整理できましたでしょうか?



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記事後記

最近、電車の移動時間では、本を読んでいます。そのため、何冊かご紹介したいものも増えてきました。今、読んでいる本は、『医学生』南木佳士・著(文藝春秋)という小説。70年代の秋田大学の医学生たちの青春を描いた物語です。すでに読まれた方は、いますでしょうか?





◇◇◇

あなたもお悩みがございましたら、おひとりで悩まずに、コチラからメールをくださいね

一緒に考えましょう!なお、ここに記入された情報は、すべて最新の技術で暗号化されて送信されますので、第三者から盗み見られたりする心配はありません。



sophia97 at 12:13│Comments(0)TrackBack(0)メール相談室 

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