模試を受ける前段階

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最近、いただくご相談から、気になったことをお伝えしましょう。「模試を受ける前段階」についてです。

模試は、返却されたデータを見て、「あ〜またＤ判かよ…」とか、「Ａ判だぜ！」とか表面上の使い方しかしていないのでしたら、意味がありません。


まず、受ける数週間前から、次の準備が必要です。


模試での目標を決める

これは、点数でも構いませんし、最近、ベクトルがんばったから、ベクトルが出たら落とさない、でも構いません。各教科の目標を、紙に書き出します。

もう一度、言いますが、思っただけではいけません。面倒でも、紙に書き出してみましょう。


目標達成のための方策

次に、上記の目標を達成するためには、なにをどうするのか、ノルマを絞り込みます。この時期、大切なのは、必ず、夏期の復習を６〜７割入れること。生徒を見てわかったのですが、テキストをきちんと復習する率は、生徒の学力にもよりますが、半分以下です。

そう、大半の受験生は、どんどん新しい問題をやることで頭がいっぱいになり、守りを怠っています。

ただ、効率の点で考えますと、新しい知識を定着させる数分の一の労力で、一度やった問題をモノにすることができます（たしか、和田秀樹さんの著作にも、こういったことが書かれていたように覚えています）。


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一緒に考えましょう！なお、ここに記入された情報は、すべて最新の技術で暗号化されて送信されますので、第三者から盗み見られたりする心配はありません。


○記事後記○

最低、模試を受ける際には、上記２点を紙に書き出し、模試に向け集中してやっているのか、胸に手を当ててお考えになってください。

そのため、予備校生で模試の受験が義務付けられている受験生以外は、模試を受けるのは、月に１回（多くて、２回）で十分だと思っています（というか、それ以上は物理的に困難ではありませんか？）。

私の知る限り、模試を毎週のように受ける価値があるのは、卒生などで、どの模試も名前が出るくらいの人でしょう。


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