2006年08月
2006年08月31日
日本医師会による‥
さて、あなたは昨日の記事を参考に、新聞を読んでみましたか?
昨日、朝日新聞の朝刊(10面)を見ていたら、こんな広告を見つけましたので、お知らせいたしましょう!
◇◇◇
知っていますか? アジアの感染症と災害
こんなフレーズの広告でした。日本医師会が主催、世界医師会(WMA)後援で、9月10日(日)東京都文京区にある日本医師会館大講堂で実施。
講演1は、
「アジアにおける感染症の実態と予防〜SARS対策の経験を踏まえて〜」葛西健氏(WHO西太平洋事務長)
講演2は、
「災害への備えと災害時の対策」山本保博氏(日本医科大学救急医学)
という内容です。
先着500名無料ご招待、定員になり次第締切。
学生時代は、何回か講演会に行ったのを覚えています。昨日の立花隆氏の講演といい、どちらかには参加してみよっと♪
このブログには、受験生以外の方もいらっしゃいますよね?
よろしかったら、参加してみてはいかがでしょう。
特別市民公開講座
そんな私がここまで来れたのも貴方のお陰です。
2006年08月30日
新聞の歩き方
毎日、新聞を読んでいますか?
でも自分も高校生の頃って、新聞を読んでいたっけ‥汗
昨日の朝日新聞(朝刊)を使って、どんな感じで新聞に目を通すのかをご紹介しましょう。
ぜひ、この夏に自分なりの新聞の読み方を模索してみてはどうですか?
◇◇◇
テレビ欄からめくっていきます。
●29面には、「患者を生きる」があります。うつ病についての患者さんの記事。看護師として、母親として家庭と仕事を両立していたのだが、ある病気がきっかけで歯車が合わなくなる‥。6回シリーズの1話目だ。
●17面、スポーツ欄。フィギュアスケート女子の浅田真央選手とお姉さんの舞選手は、今季から練習拠点を米国に移すとある。フィギュア人気で思うように練習時間が取れないのが、その理由。
マスコミや見学者の激しさのせいで、渡米するんか‥。
●12面の広告には、立花隆氏の『日本はどこへ向かうのか』という入場無料の講演会の案内がありました。詳しくは、立教大学のHPにあるとのこと。う〜ん、たまには行ってみたいな‥。
立花隆氏の講演案内
●3面の広告に、3年ぶりの刊行!宮部みゆき著『名もなき毒』幻冬舎を発見!
私は、宮部みゆきさんのファンです。早速、本屋でチェックしよ♪
名もなき毒
◇◇◇
簡単ですが、このように新聞を読んでいます。まあ、好きな記事はじっくり読むことが長続きする秘訣かな。
そんな私がここまで来れたのも貴方のお陰です。
2006年08月29日
夏期講習終盤にかけて
この2日ばかり、更新を滞ってしまいました。
昨日は、自分の部屋にノートパソコンをつなげていて、大変だったんです!笑
パソコンは、今月1日に買ったのですが、1週間は部屋の隅に待機。それから、2度ほど自分でつなげるべく、トライ!
っで、撃沈‥。
もうダメだなーと心が折れていたのですが、復活。周りのスタッフや友人に聞くと、業者の方につなげてもらっていることを聞きつける。
でも、業者さんって誰?
次回へと続く。。
◇◇◇
もう、8月も今日を入れてなんと3日ですよ、奥さん!
そこで、ここでのやるべきことをまとめてみましょう!
そんな私がここまで来れたのも貴方のお陰です。
続きを読む
2006年08月28日
無料レポート完成!
一昨日、日医のオープンキャンパスに行った生徒に、様子を聞きました。
なんでも、オープンキャンパスが終了後、在籍生の方と話してみようと会場に残ったそうです。
そうしたら、3人の医学部生と1時間以上も話し、その中のひとりは偶然高校の先輩だったとのこと。二次試験の内容、数学の勉強法、学生生活などいろいろと聞いてきて、興味を持ったと話してくれました。
生徒「日医に行きたくなりましたね」
行きたい大学がある受験生、医師になってやりたいことが明確な受験生は、強いと思います。。
◇◇◇
さて、先日お話した無料レポートができましたので、ご紹介しましょう。
レポートの内容は、ブログを始めた昨年10月から今年3月までの記事の中から、これは読んでほしいなーと思った記事を、まとめたもの。
・医学部生による大学の授業案内(解剖学)
・東大医学部生による受験生へのメッセージ
・卒業生の模試の成績
・順天堂大学医学部や慈恵医大の大学生活
・医系英語、医系小論文
・ある医師の紹介
・医学部受験生の悩み
など満載です(順不同)。
以下のURLから、ダウンロードできます(PCのみの受付となっておりますので、ご了承ください)。
無料レポート申込
そんな私がここまで来れたのも貴方のお陰です。
2006年08月26日
国試受験回数制限について
日本医事新報週刊No.4295(2006年8月19日)に、医師国家試験の見直しを行う厚生労働省の医師国試改善討部会が、国試受験回数制限など検討開始とあった。
今日は、こちらをご紹介しよう。
◇◇◇
平成21年の第103回試験から反映したいとし、仮に受験回数制限が行われた場合の効果として、
「医師以外への転向等の進路指導が容易になる」
「医師の資質が高まる」
「学生の勉学意欲が高まる」
など、肯定的な意見が多く挙がっている。
また、いわゆる「多浪」について、把握している原因としては、
「学習意欲の低下」
「精神的な疾患」
「学習能力の欠如」
などが挙げられる。
◇◇◇
委員からは、「(税金を使った)6年間の医学教育の後、国試多浪者が発生することに起因する社会的損失を考えるべき」(名川弘一東大医学部長)などの意見もある。
今後は、部会の下にワーキンググループを設け、国試不合格者のその後の進路や、行政処分医師などの国試受験回数などのデータを調査することとなった。
◇◇◇
参考までに、第99回医師国家試験の合格状況(平成17年)を見てみると‥
○京都大学○
新卒103人中97人合格(合格率94.2%)
既卒13人中4人合格(合格率30.8%)
○千葉大○
新卒104人中100人合格(合格率96.2%)
既卒11人中4人合格(合格率36.4%)
○慶應○
新卒92人中91人合格(合格率98.9%)
既卒7人中3人(合格率42.9%)
○慈恵○
新卒92人中87人合格(合格率94.6%)
既卒7人中5人(合格率71.4%)
◇◇◇
既卒が1人か2人の場合には、合格率100%もあるのだが、複数いる大学では新卒の合格率に比べ、数値が大きく下がる。
以前、東大医学部のスタッフが言っていたのは、「国家試験は膨大な量があるので、頭のよしあしというよりは、やるかやらないかですね」ということだ。
上記の数字を見ると、今のまま国試の受験回数を無制限にしていると、何度も試験を繰り返す多浪生が行き場を失う。ある程度、回数を決め集中してもらうことも本人のためをとっても、有益なのかもしれない‥。私の空手の先輩も、一度国試に失敗したと話してくれたが、結構肩身が狭かったそうである。
ちなみに、今年から行われている新司法試験も法科大学院を卒業後、5年3回という制限を設けている。
吉と出るのか凶と出るのか、いかに!
そんな私がここまで来れたのも貴方のお陰です。
○編集後記○
昨日、英語科のH先生とひさしぶりに夕飯を食べに行きました!
私「焼肉屋なんて、子供の頃の焼肉バンバン以来ですよー」
※焼肉バンバンとは、お店の名前です。
先生「マジっすか‥」
そんな日でした♪
2006年08月25日
医学部における面接試験について
先日、ある受験生の方から、医学部入試の面接試験について、ご質問がありました。きっかけは、前回の医系小論文で専門用語の試験をしたとご紹介したからです。
さて、どんなご質問なのでしょう?
◇◇◇
Q、医学部の面接が必須なんですけど、門用語とか知っておいた方がいいのでしょうか?
A、先日、医系小論文でまず用語の問題をやり、そのとき、先生はこのように話していました。これからは、例え物理選択者だからって、これらの用語を知らないのは、医学部に興味がないのかと疑われる時代だ。普段から興味があるから、調べており、会話の中で自然に使えるようでないと失格だと思われても仕方がない。Iさんにも試しにやってもらうと、さすがにほぼ満点でした。
対策としては、これから意識的に、新聞やニュースを細かに見ていく。予備校や塾の医系小論文に参加し、討論したり小論文を書く機会を作るなどが、考えられるでしょう。
こういった勉強は、モチベーション維持にも役立ちますし、私は高2からふつうに、受験生と一緒に参加を勧めています♪
このように私が答えましたら、他の方から次のようなご質問が。
◇◇◇
Q、前に、医学部の面接では、面接官は受験生の知っている医学知識は、面接対策用に調べておいただけの付け焼き刃のものがほとんどなので、自分の知らない医学知識に関連した質問をされても、素直に知らないと言えばたいしてマイナスにはならないという話を聞いたんですが、どうなんでしょうか?
A、この数年、特に医学部入試は熾烈な競争ですよね。医系小論文の先生がおっしゃっていたのは、面接前にちょこっとやるような知識なんか役に立たない。もともと、興味があるからやる。これから求められる医学部生像とは、そのような学生ではないかということです。あとは、医学部の教授次第ですので、なんともいえません。
ただ、意外と医学部に入学後、ドロップアウトする方が増えているという現実も、知っておいてください。
◇◇◇
そういえば、厚生労働省は、医師国家試験の受験回数に制限を設けようと話しているようです。
生徒は、「まだまだ勉強なんですね〜」(悲壮感いっぱいの顔)
わたし「そうだね‥」(同じく)
そんな私がここまで来れたのも貴方のお陰です。
2006年08月23日
神の手
昨日、久しぶりに高3生の生徒に会いました。
高校の勉強合宿に参加していたのです。
私「おー元気だったん?笑」
生徒「元気しゃかりきですよ!」
午後、化学の夏期講習があったのですが、日本医科大学のオープンキャンパスに行くと言って、走って行ってしまいました‥。
さて、どうだったのでしょう。。
◇◇◇
先週の8月17日(木)の4チャン「出来事」というニュースで、神の手と呼ばれている医師の特集があった。
その名は、南淵明宏医師。
以前の記事でも、紹介したことがあります。
◇◇◇
南淵医師の心臓手術実績は、2600例以上。
H16年厚生労働省の調べでは、日本人の3大死亡要因は、以下の通り。
1、ガン‥32万人
2、心臓病‥16万人
3、脳卒中‥13万
南淵医師は、言います。
今日、心臓が動いているからといって、明日も動く保証はありません。
得意とするのは、冠状動脈のバイパス手術。冠状動脈とは、心臓の筋肉に酸素を送る血管で、約2ミリ。これが、動脈硬化などで詰まるとその機能が低下する。そのため、別の血管をつなぐのだ。
冠状動脈は、とうふのようにやわらかい。この2ミリの血管を、0.02ミリの糸でつないでいく。
心臓手術は、人工心肺装置でいったん心臓を止めて手術することが多いのだが、脳梗塞や内臓障害などの合併症を併発する危険がある。だから、南淵医師は、ほとんどの手術を心臓を動かしたまま行う。そのほうが、患者さんの負担も軽いのだ。
しかし、ただでさえ細かい作業の上、動いた心臓でとうふのような血管を縫合するのだから、まさに神の手と言われる所以であろう。
◇◇◇
ある狭心症の手術を受けようとする患者さんの日記に、このようにあった。
すべてを神と神の手におまかせする。
この患者さんの手術は、5時間半の末、成功。
◇◇◇
最後に、南淵医師は、言っていました。
心臓を手術させていただいているからかもしれませんが、心臓と同時に心も手術させていただいていると思っています‥。
そんな私がここまで来れたのも貴方のお陰です。