2006年07月
2006年07月24日
未来は予見可能か
さて、あなたは未来を予見できると思いますか?
私は今、以下の2冊を読んでいますので、ご紹介しましょう!
◇◇◇
『バブル再来』
ハリー・S・デント・ジュニア著、神田昌典監訳
この著者は、ライフサイクルに応じた消費支出をベースに、未来を予測します。
デント氏の予測によれば、「日本は人口動態が有利に働くため、2008年頃〜2020年に至るまで好況になる‥」とあります。
確かに、年齢により自由になる金額というものは、あると思います。また、年齢別人口比を見れば、経済動向も察することは(理論的には)可能でしょうね。。
バブル再来
◇◇◇
次にご紹介するのは、
『富の未来』
アルビン・トフラー著です。
この本は、トフラーによる15年ぶりの作品。
彼は、昔『第三の波』という著作で、農業を第一の波、産業を第二の波とし、知識・情報を第三の波とする歴史的パラダイムを設計した。
新刊のカバーには、「経済・文化・制度・社会・知識‥歴史上、類を見ない規模とスピードで、世界は新たな次元へと進化し始めた!21世紀の富は、誰がつかむのか?」とある。
まだ、どちらも途中までしか読んでいないのですが、暑い夏に未来を耽るのもいいものですよ♪
富の未来 上巻
富の未来 下巻
2006年07月23日
医学部受験生の叫び!
昨日、デスクをゴソゴソしていたら、英語夏期集中合宿参加者感想文を発見!
しっかり、生徒たちの感想を読みました。決意を新たにした気持ちでみなぎっておりますので、ご紹介しましょう♪
◇◇◇
○夏期合宿感想文○
この合宿に来て一番できるようになったのは、前置詞の概念だと思う。以前は、概念を決定するのが非常に困難だったが、合宿に来てあまり間違えなくなった。次に思考のスピードであるが、以前よりは良くなったものの、まだまだ早くしなければならない部分があるので、努力しなければならない。
戻ってからの問題は、思考のスピードを上げること、かつ間違いを極力減らすこと。不自然でない日本語を作れるように努力することである。
東京に着いたら、合宿の復習を完璧にし、一学期の解釈のテキストを終わらせ、その上で数学と化学の復習テストを終わらせなくてはならないので、必死にがんばらなくては。
とにかく、医学部は非常に狭き門なので、人よりも3倍くらい勉強して、必ず受かりたい。
追伸:少々ケアレミスが多くて、1番を取り逃がしたため、今後ミスには気をつけたいと思う。
◇◇◇
もうひとりの感想文も、近日中にアップしますね!
ライバルがこんなに勉強をしていると思うと、気合が入りませんか?
2006年07月22日
国公立医学部受験生へのカウンセリング
昨日は久しぶりに、英語科H先生と夕飯をご一緒させていただきました!
こんな話を聞きましたよ。。
先日、卒生対象の英語夏期集中合宿がありました。
生徒の一部は参加したのですが、合宿中頑張った生徒数名には賞品が!!
それで、生徒のひとりがめでたく受賞とのこと!
T君、よかったですね。。
英語への苦手意識を克服し、なんとかこの夏を乗り切ってほしいと思います。
◇◇◇
私の予備校では、校外生を対象に現役医学部生によるカウンセリングを随時、実施中。
今日は、国公立医学部を志望する高3生の様子をご紹介しましょう。
私立の進学校に通う方で、まだ模試など受けたことがありません。
○志望校○
千葉大学、高知大学などを検討。
担当は、名古屋大学にも合格しているIさん。
では、見てみます。
まだ、センターの過去問も解いたことがなかったので、センター模試の受験を勧め、目標を設定しました。理由として、センターで高得点が取れないと合格しないからです。もちろん、順調にセンターが取れるなら、二次対策に力を割きます。9月に河合塾の全統記述模試の目標も設定。
さらに、国公立の志望校の選び方ということで、1次・2次の比率や歴史についても話す。
○英語○
目標:マーク190点、記述160点
時間が足りず、文章題に弱い。予習の際、未知の単語を予想しながら読むように指示。単語量、やや不足。
○数学○
目標:マーク190点、記述160点
数Bが弱い。弱い分野を、まずなくすように話す。
○理科○
目標:マーク190点、記述170点
まだ、学習が足りていない。
○他教科○
国語は、古文をまずやる。また、センター対策は、過去問のみやるように。
◇◇◇
お母様も同席されていたのですが、1時間半にも渡り、熱心にカウンセリングを受けていました。
参考になりましたら、幸いです。
2006年07月21日
復習テストに関する考察
昨日、第2回化学1学期総復習テストを無事、終了しました!
200点満点で、平均点が90点。
(前回に比べ、難しめでした‥汗)
次回は、1回目と同様平均が6割以上になるように、設定するとのこと。
合格点は120点、合格はふたりです!(143点、122点‥)
これは、自分の弱点を把握し、今後の指針に役立てるもの。
例えば、春にIさんが個人指導で化学を指導した生徒がいます。そこで教えた問題が、テストでできていませんでした‥。
なにをすべきかわかりますよね?
◇◇◇
授業後アンケートの一部を、ご紹介しましょう。
「問題を理解できていないところがあった。勘違いに気付くことができた」(高3)
「化学は頭をフル回転しないと理解できず、4時間となるとオーバーワークしてしまいました。集中力を高める必要性を実感した」(卒生)
「テスト、難しかったです‥」(高3)
「思ったよりも内容が理解していたみたいですが、結構計算ミスをしました」(卒生)
「知識と計算練習不足がわかった」(高3)
「分かりにくかった酸化還元・電池が、よく理解できた」(卒生)
「テストが難しくて、悲しくなった‥。復習しようと思う」(高3)
◇◇◇
第3回は、7月28日(金)を予定しています。
テスト:11時半〜13時(90分)
講義:14時〜16時(120分)
☆第3回☆
理論:「受験化学」
8章(希薄溶液〜凝固点降下。冷却曲線についても見ておくように)
9章(希薄溶液〜浸透圧)
10章(コロイド〜現象の名前と理由について見ておくように)
11章(酸と塩基)
無機:「医系化学」
3章(気体の性質・発生反応)
まだまだ参加者を募集中♪
もしかして、ご興味のある方がいましたら、参加してみませんか?
校内生だけですと、小人数制が裏目に出て、緊張感がありません‥。そのためのカンフル剤になってください!
対象者は、医学部受験生(現・浪問わず)で、参加する回の範囲を1度履修していること。
参加費は、コピー代のみ!(100円以内)
場所‥都内某所
詳しくは、以下まで(もしくは、コメントに)ご連絡ください。
よろしくお願いします!
igakubugoukaku2006★yahoo.co.jp
※★は半角@に変更してくださいね♪
◇◇◇
また、英語の復習テストも無事、修了しました。
まだ、講評はいただいていないのですが、平均点は出ました。
●基礎確認テスト1、平均33点/50点満点
●基礎確認テスト2、平均22点/50点満点
(テスト前に先生が課した目標点は、1と2で7割です)
1番の生徒は、1と2計74点!
●医系英語復習テスト、平均66点/100点満点
(目標点は、9割)
1番の生徒は、90点!
例えば、1は平均点、2が10点代の生徒へのH先生からの講評は、
「まだまだ構造分析が足りない。長文の授業でも構造をちゃんと予習で取るべき。「形」を優先して英文を読もう」
夏はこれからです!
H先生には、夏休み中の復習法などお聞きしたいですね♪
2006年07月20日
ある読者からの相談
昨日、コメント欄に、次のようなご相談がありました。
〇ご質問内容〇(高2の悩み持ちさん)
私は再生医療に興味を持ち、細胞や皮膚の培養やティッシュエンジニアリングなどをしたいのですが、調べてみるといろいろな学部の中に分野別にあり、農学部や生物学部や生命工学などに大学説明会でつい最近聞いた所、「農学部だから詳しくないが、再生医療なら医学部に入ると研究内容の許容範囲が広くなる」と聞きました。。
医学部と他の学部では受験レベルも勉強も大分変わってくると思う所でもあり、かなり焦っているのが現状です。。
実際の所、医学部では詳しくはどうなのでしょうか?
◇◇◇
早速、生物のE先生と医学部生のIさんにメールしました!
そうしたら、1時間もかからないでお返事が!
見てみましょう♪
〇生物のE先生からのお返事〇
「お疲れ様です。
再生医療研究については、僕もどの大学のどの研究室でという所まではわかりません(自宅に帰れば河合の資料やネットで調べるくらいはできますが)。。。
ただ、おおざっぱに言って、研究か臨床かで全然違うということ(臨床なら医学部以外は不可能)、またいずれにしても、私立大学は慶應医学部以外はあまり盛んではない(慶大については、阪大から再生医療専門の教授を招聘し、すでに本格化)ということでしょう。
たしかに発生・分化の研究自体は理工学や農学でもやっている所はありますが、例えばヒトの胚を扱えるかどうかの規制の問題もあり、まともな研究助成金がもらえるのは旧帝大(とくに東大・京大・阪大)を中心にした一部の大学(しかも、ほとんど医学部のみ)でしょう。
あるいは岡崎、奈良、北陸の大学院大学が主流と言えるんじゃないでしょうか。また、三重県の私大で鈴鹿医療大学というのがあり、確かに医療・医用工学の分野では最先端に位置しているようですが、あくまでも中心は人工素材なので、再生医療に直結するかどうかはわからないと思います。よって、扱える対象や範囲の広さの面からも、資金の面からも、将来の選択肢の広さの面からも、東大京大阪大か国立大学医学部の一部を目指すのが妥当でしょう。
もしくは、国立大学の理工学・農学までが限度です。またもう少し調べてはみますね。」
〇慶應大学医学部生Iさんからのお返事〇
「再生医療
基礎系の研究室には、医学部出身者も他学部出身者もいます。ある基礎系の研究室の方が、次のようにおっしゃってました。『医学部出身者の強みは、人の正常と病気をしっかり勉強しているので、正常と異常の比較が出来ることで、臨床につながる深みのある研究できるとのこと』だそうです。確かにどの学部を出ても再生医療の研究はできますが、考察や臨床応用となると医学部出身者は強いようです。」
☆補足☆
「E先生の挙げた先生は、生理学教室のO教授のことです。阪大解剖学教授だったところ慶応に来たのですが、慶応の卒業生です。ちなみに、私が引用した先生は、そのO教授の上司です。慶応の再生医療は、文部科学省のCOE(ちなみに慶応医学部のCOEは、再生医療と先日王監督の手術に関わったあの低侵襲外科分野の2つあるうちの1つ!)に選ばれているほど日本の先端を走ってます。以上補足まで。」
◇◇◇
これらの意見は、上記の相談から一般的な助言をしたものです。ひとつの話として、参考になりましたら幸いです!
なにか個人的にご相談がある場合には、どっしどっしメール・コメントをお持ちしております。
わかる範囲で、一緒に考えます♪
igakubugoukaku2006★yahoo.co.jp
※★は半角@に変更してくださいね♪
2006年07月19日
治療費未払い
昨日も家のPCが調子が悪く、マンガ喫茶に来ています‥笑
せっかくなので、なにかマンガもと思い、探索。
『JIN』というマンガを発見いたしました♪
これは、現代の医師があるきっかけで江戸時代に行ってしまうお話。。
なんじゃーってな感じで、読んでいます。
JIN―仁 (第1巻)
◇◇◇
先週の水曜、夜9時NHKの「ニュースウオッチ9」にて
治療費未払いという特集があったので、ご紹介しましょう。
今回、NHKの調査でわかったそうなのだが、年々治療費の未払いが増加している。NHKが全国の公立病院に調査したところ、109億円もの未払いがあることが判明。
その理由の多くは、生活困難。
これは想像できるのだが、モラルの低下も多くなってきているという。
番組で、病院の職員が、23歳男性ケガの治療費4万円未払い患者に電話していた。
職員「あの、治療費が入金されていないのですが‥」
男性「なにそれ?」
職員「治療費お支払いしていただけると前回言っていましたよね?」
男性「はあ、今金ねえーんだよ!」
ガチャ‥(電話が切れる)
◇◇◇
病院側は、法律で患者を断ることが禁じられている。
そのため、お金があるのに治療費を支払わない患者も受け入れざるを得ないのだ。
東京都主税局もこういった悪質な患者には、給料の差し押さえなどで対応を始めている。このまま治療費の未払いが増加すると、医療の質の低下が懸念されるのだ。
NHKの社会部の記者の方が、以下のように提案していました。
「全国9000の医療機関で、こういった治療費未払いの実態調査はなされていない。今回のNHKの調査対象も、263の公立病院に過ぎない。まずは、全国の実像を把握して、それから対応策を練るのが大切だ」
しっかり、調査して対応策を考えてほしいもの。
これは、結局国民の受ける医療の質にもかかわってきます‥
ここでも、まじめさが失われている気がしますね。
治療費払えるのに払わないって、どういうことなのでしょう。
2006年07月18日
三連休!
さて、世の中ではどうやら3連休があったようです!笑
私の予備校では、この土、日に「医系化学」が始まり、めでたく夏期講習へと突入しました!
この時期、まだほとんど講習がなく、本格的に始まるのが今週末からですね。
1学期が7月2日に終わり、今週まで学期の復習テストを随時実施中。。
英語、数学は19日(水)で終了。化学は、8月中旬まで週1回ペースで行っていきます。
◇◇◇
化学といえば、先週無事に第1回を終えることができました。
講評はまだなのですが、採点された答案は受講者に返却済み。
200点中、最高点177点!
平均点は、132点。合格ライン8割超えは、2人。3番目は、158点!次に、期待しています♪
参加者も徐々に増えています。前回は、他校舎からひとり参加。現役生で、Iさんとのカウンセリングを希望しており、先週末に英語と数学の試験を受けてもらいました。
次回、復習テスト後、そのテスト結果を元にカウンセリングを行います。
さらに、昨日たまたま校外生の方から電話がありました。化学が苦手だとおっしゃっていましたので、化学の復習テストをお話しする。
今週、参加されるということで、だんだん夏らしく盛り上がってきましたね!
化学 1学期総復習テスト(全5回)
☆第2回☆
○出題範囲と内容○
理論:「受験化学」4章(イオン化傾向と電池) 5章(電気分解) 6章(濃度〜質量%濃度、モル濃度、質量モル濃度の計算ができるように) 7章(溶解度〜結晶水を含む固体の溶解度の計算ができるように)
無機:「医系化学」2章(非金属化学工業〜硫酸・硝酸の製法と性質を中心に)
まだまだ参加者を募集中♪
もしかして、ご興味のある方がいましたら、参加してみませんか?
校内生だけですと、小人数制が裏目に出て、緊張感がありません‥。そのためのカンフル剤になってください!
対象者は、医学部受験生(現・浪問わず)で、参加する回の範囲を1度履修していること。
参加費は、コピー代のみ!(100円以内)
全5回あるのですが、
2回目は、7月20日(木)
テスト‥17時10分〜18時40分(90分)
講義‥19時〜21時(もっと、早く終わるかもしれません)
場所‥都内某所
(3回目以降は、7月下旬を予定)
詳しくは、以下まで(もしくは、コメントに)ご連絡ください。
よろしくお願いします!
igakubugoukaku2006★yahoo.co.jp
※★は半角@に変更してくださいね♪
追記に、前回の総復習テストのアンケートを一部ご紹介します!
さて、受講者はどのように感じたのでしょう。。
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